【海外の反応】赤い悪魔が頭を下げたワケ。ラグビーW杯で見せた日本のおもてなし！

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【今回の話題】
海外の反応。赤い悪魔が頭を下げたワケ。
ラグビーW杯で見せた日本のおもてなし！

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2019年9月20日から11月2日に日本で開催された「ラグビーワールドカップ2019」。

日本が世界ランク2位のアイルランドを破るなど、大変な盛り上がりを見せましたが、

試合内容以上に称賛されたのが、出場国チームに対する「おもてなし」です。

今回は、ラグビーワールドカップ2019で日本が見せた「おもてなし」をご紹介します。

ラグビーワールドカップ2019は、北海道から九州に及ぶ12地域の会場で試合が行われました。

各自治体は、キャンプ地などとして各国・地域の代表を受け入れました。

強豪ウェールズ代表の事前キャンプ地となったのは北九州市。

期間中、街がチームカラーの赤に染まるなど、その歓迎ぶりが世界中で話題になりました。

まず、ウェールズがどんな国か、簡単にご紹介します。

イギリスは正式名称を「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」といい、

グレートブリテン島にあるイングランドとスコットランド、ウェールズ、

そして北アイルランドという4つの国で構成されています。

ウェールズはイングランドの西隣に位置する小さな国です。

国土は東京都と四国を合わせたくらいの広さで、人口は約323万人。

イギリス全体の人口は約6643万人なので、いかにウェールズの人口が少ないかがわかります。

ウェールズはよく「イギリスの中の異国」と呼ばれます。

それはヨーロッパ最古の言語のひとつであるウェールズ語が現在も公用語として使われているためです。

ウェールズ語は、一時は絶滅の危機に瀕しましたが、国を挙げての復興運動で、

なんとかウェールズ人の2割程度が読み書きできるまでに復活させました。

ウェールズ人は愛国心が強いことでも知られ、街のいたる所に赤い竜が描かれたウェールズ国旗が掲げられています。

9月16日、ウェールズ代表はミクニワールドスタジアム北九州で初の公開練習を行いました。

公開練習にもかかわらず、集まった観客は1万5300人。

グラウンドに出てくる選手たちをウェールズ国歌「Land of My Fathers」で迎え、選手たちを驚かせました。

さらにウェールズ代表の応援歌でもある賛美歌「Calon Lan」も歌われ、

BBCは、地元の少女たちが歌うシーンを海外に向けて報じました。

それは市の職員や市民、そして子供たちが毎日練習してきた成果でした。

代表メンバーの一人、ハドリー・パークス氏は次のように語っています。

「公開練習は最高でした。あんな練習はこれまでありませんでした。

1万5000人の観衆はプロ14（毎年開催されるリーグ戦）の観衆以上です。

プロ14を貶めるつもりはありませんが、ただただ素晴らしい歓迎ぶりでした」

この歓迎の様子がウェールズ代表の公式SNSで公開されると、大反響が巻き起こりました。

寄せられたコメントの一部をご紹介します。

■公開練習でこれなの！？ ああ、私もその場にいたかった。

■完璧に素晴らしいサポーターだ。とんでもないワールドカップになりそう！

■なんて素晴らしいの！ みんなどれだけ努力したのか・・・信じられないわ。

■すごい！ これなら全ての試合がホームゲームになりそうだ！

■素晴らしい公開練習だ。日本、よくやった！

■ああ、素晴らしい。こんなワールドカップが見られるなんて・・・。

■日本人は本当に目を見張るものがある。

■本当に美しい。ウェールズの歌を学んだ子供たち、素晴らしい！

■人間も捨てたもんじゃない・・・しかもまだ大会前なのに。

■彼らの努力は素晴らしい。実に熱心だ。素晴らしいワールドカップになるだろう。

■素晴らしい歓迎をしてくれた日本人に感謝。記念すべきワールドカップのための準備は整った。

■とても素敵です。今世界中で起こっている全てのくだらない出来事を忘れて、温かい気持ちにさせてくれますね。

ウェールズは予選プールを1位で終え、決勝トーナメント進出を決めます。

決勝トーナメントでは、初戦でフランスに勝利しましたが、準決勝で南アフリカ共和国に敗退。

3位決定戦のニュージーランド戦を前に、公式ツイッターアカウントが一通の手紙の写真を投稿しました。

「日本の人々がどれだけ今大会を忘れられないものにしてくれたかの一例」

と紹介された英文の手紙は、ある日本人女性のファンから送られたものでした。

「ワールドカップが日本で開催され、嬉しく思います。

私は北九州のキャンプのときから大ファンになりました。息子たちも皆さんのプレーが大好きです。

試合では力強く、プライベートではとてもフレンドリー。

子供たちもあなたたちのことを愛し、憧れています。

有名で尊敬される選手たちといつも一緒にいられて嬉しかったですし、

ファンになった子供たちを見るのも幸せでした。

夢をくださって、ありがとうございます。

優しいスタッフと選手の皆さんにいつも感謝しています。

素晴らしいプレーを見せてくれてありがとう。

ウェールズのファンもとても素敵な人たちでした。本当に応援したいと思いました。

怪我に気をつけて、素晴らしい日々をお過ごしください」

ツイートの最後には、「手紙ありがとうございました。心より感謝します」と日本語で書き、敬意を表しました。

この一件は母国メディアの「ウェールズ・オンライン」でも

「日本のファンがウェールズ代表に書いた素晴らしい手紙、涙を誘う」と特集されるなど、大きな反響を呼びました。

それでは、寄せられたコメントの一部をご紹介します。

■泣けてきた・・・。素晴らしい絆だ！

■ウェールズと北九州は、今回のワールドカップで非常に良い関係を築いたね。

■とっても可愛い手紙ですね。ウェールズのプレーを見て喜んでくれて嬉しい。

■私たちの国でウェールズ・日本戦はいつできるかな？ そのときはぜひ日本のファンにも来てほしい。

■日本のおもてなしに感謝します。

ウェールズは遠いですが、日本の皆さんが来てくれることを願っています。

■東京で出会ったウェールズのファンも、とてもいい人たちでしたよ。

■日本人はこのワールドカップを成功させるために協力してくれた。

試合前、試合中、そして試合後、彼らと一緒に過ごすのは素晴らしい時間でした！

ウェールズ代表は惜しくも3位決定戦に敗れ、4位で大会を終えました。

最後の試合の後、キャプテンのアラン・ウィン・ジョーンズ氏は次のように語りました。

「我々は全ての試合で客席に向かってお辞儀をしてきた。

我々がそれを始めたのは北九州からだ。

なぜなら公開練習に15000人もの人々が集まってくれるなんてことは滅多にないことだからだ。

その公開練習のとき、日本の人々の強い思い、我々をどれだけ歓迎してくれているかを実感した。

だから我々は彼らに感謝と敬意を示したかった。

それで、公開練習のときそうしたように、我々は試合が行われるたびに頭を下げてきた。

多くの困難にもかかわらず試合を開催するために、そしてこのような素晴らしい大会をやり通すために、

力を尽くしてくれた彼らの献身は、我々選手たちにとっても各国のファンにとっても特別なものだった。

だから感謝の気持ちを表すシンプルな方法として、そしてこのワールドカップという特別な場所に立つことが、

懸命に努力してきた多くの選手たちにとってどれほど大きな意味を持つのかを示す方法として、

我々は彼らに向かってお辞儀をしてきたのだ。

この場で改めて、日本の人々に感謝の言葉を贈りたい」

それでは、海外から寄せられたコメントをご紹介します。

■日本は史上最高のホスト国だ！

■今後の大会は全て日本にホストしてもらうってわけにはいかないのかね？

■美しい言葉だ。彼の言葉は、日本を訪れた全ての人の気持ちを代弁している。

■日本の人々のおもてなし、そしてそれに対する選手たちの反応を見ていたら、私も日本に行ってみたくなったよ。

■試合の際に選手と一緒にグラウンドに入場する日本人の子供たちが、

全員、任された代表チームの国歌を歌っていたことに、みんな気づいた？

ちょっとしたことだけど素晴らしいね。日本はどんな場面でも、そういった細部へのこだわりを見せてくれる。

■本当にたくさんの日本の人々がウェールズを応援してくれて嬉しかった。

■ラグビーワールドカップのために日本を訪れてから約1か月、この国は私たちをとても歓迎し、親切にしてくれた。

日本は本当に素敵な国だ。月曜日には帰国しなければならないが、もうすでに再訪を計画し始めてる。

■最高のホスト、この国の親切さは信じられないほどだ。

■日本でラグビーワールドカップを開催すると聞いたときは、正直心配だったけど、今では英断だったと心から思える。

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