W杯代表 福岡・松田選手ら ラグビーで中学生と交流

ラグビー!

ラグビーワールドカップ(W杯)に日本代表として出場し、初のベスト8進出に貢献した福岡堅樹(27)=筑波大出身=と松田力也(25)の2選手が19日、笠間市の市立笠間中(金沢彰校長、生徒402人)を訪れ、生徒らと交流した。3試合連続でトライするなど大活躍だった福岡選手は「まずは自分の目標を持つこと。その実現に向けて、後悔がないよう、今できることに全力を傾けて」と呼び掛けた。各界で活躍する人たちの生の話を聞く、同校の「夢と希望を与える授業」の一環。
 2選手による「授業」は、金沢校長と代表チームの青野淳之介トレーナー(41)=筑波大大学院出身=が親交があったことから実現。青野トレーナーの仲立ちで招かれた。
 「授業」は全校生徒を集めて体育館で行われた。インタビューで、プレー中の気持ちを尋ねられると、福岡選手は「怖いのは、大きい選手にはじき飛ばされることでなく、自分がタックルできずチームに迷惑をかけること。そうならないよう全力を尽くしている」と答えた。松田選手は「ラグビーは自分の責任を果たして仲間から信頼を得るスポーツ。15人の中に選ばれた責任を常に感じている」と力を込めた。
 また、チームに帯同していた青野トレーナーは、目標のベスト8進出の要因について「雨の日も夜も厳しい練習を共に乗り越え、ワンチームになれたから」と笑顔で語った。
 2選手はボールを使ってパスの技術を披露。和やかな雰囲気の中、生徒たちに回転をかけたパスの仕方などを丁寧に教えた。
 2年生の鈴木麻美さん(14)は「福岡選手が言った『今できることをする』が印象に残った。その言葉を胸に部活を頑張りたい」と声を弾ませていた。

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